2014年11月30日日曜日

今シーズンの作業終了

今年もあと1ヶ月を残すだけになりました。ひとまず今年の芝生作業は終了することにしました。写真のように本日の各保育園の園庭の具合はそれぞれですがティフトンとライグラスの絡みがまちまちなので、違った顔になってます。
最近調子がいいのは足和田保育園ですね。
それぞれ芝生はいい時もあれば悪い時もあります。芝生にして何年か経過して芝生が当たり前になれば、保護者もご町内のみなさまも自然にこの事実を受け入れてくれるでしょう。そして子供の成長とともに、毎年の季節の違いを芝生を通して感じてくれることを期待します。


2014年11月16日日曜日

オーバーシードするかしないか?

今年芝生化を実施した東京都の小学校です。先月に校庭を反面ずつオーバーシドードして養生期間を2週間ずつ設定して都合4週間、校庭がフルに使えない状況でした。この写真は10月末の養生を外した日の芝生状況です。なかなか、いい感じです。先生方も子供達もライグラスの発芽にワクワク!
と思っていたら・・・

せっかくのオーバーシードしたライグラスは1ヶ月もしないうちに衰退して、こんな感じです。写真中の左右の芝生の状況が違うのは、 中央から左右に二分して時期をずらして播種と養生したことを物語っています。
はりきって芝生化実施した関係者や子供や保護者はこれを見ながら「芝生化はあんまし良くないかな・・・」と評価するかも。

そして3枚目の写真は、先月訪問した磐田市の小学校の校庭をです。こちらはハナっからオーバーシードなしです。 播種のお金も手間もかからず、養生という名の校庭使用禁止期間もなしです。
こちらは「金かけてないし、芝生なんてこんなもんだ。」と割り切ることができるかも。
どちらの学校も児童数はほぼ同じで踏圧条件としては同じとみてよいでしょう。

どちらを選択するかは、学校や教育委員会の判断ですが、 播種の資材費(多分5〜10万円)と労力(たいしたことないかも?)と養生期間中に子供達が校庭利用できなかった損失額(?円)をどう考えるかですね。

どちらにするか?オーバーシードするかしないか?
そこにいる人たちで経験を重ねながら選択していけばいいですね。芝生は身の丈にあった芝質になります。

無理強いはしませんが、やる気がある学校や自治体には、もう一つの選択肢があることも提案したいと思います。
「養生期間を設けずに、オーバーシード作業を複数回(3回以上)やり続けてライグラスを成長させる」です。発芽の効率は悪く、播種の資材費は若干高くなります。といっても校庭レベルでは資材費10万円程度で済むと思います(もっと安いかも)。
まあやる気があればですが・・・(ワタクシにとってはたいした労力ではないですが、あくまでも個人の意見です)
下の写真は、踏圧負荷が少ないという好条件もありますが、最近の足和田保育園です。

NPOグリーンフィールズの手掛けている校庭、保育園は養生期間を設けない方針で維持管理しています。

芝生は使ってナンボです。





今年もたんぽぽとこんくらべ

  西浜校庭のたんぽぽがバリバリに咲き出しました。今年は三台の乗用芝刈り機で対抗します。子どもたちの健康を考え、薬剤散布はしない方針です。ひたすら芝刈りです。 転んでも擦り傷ができない草地であれば、最低限の校庭芝生の役割を果たしていると私は考えています。 それ以上の見た目のことを...