2013年8月31日土曜日

軸刈りがお好きなようで

これはとある運動公園の芝生作業の様子です。地元の造園屋さんが一生懸命しばかりしていました。なんとも豪快に草丈10数センチの芝草を一気に2、3センチに刈り込んでいます。完璧に軸刈りです。たぶん刈り込み作業は年に2、3回の契約なのだからなのでしょう、、、と善意に解釈したいところですが、ワタクシには違和感。
このおじさん一生懸命芝刈りしていますが、芝刈り機への負荷が大きすぎてすぐにエンストしてしまい何度も何度もエンジンをかけ直しながら、メチャメチャ大変そうでした。

作業効率悪すぎです。そりゃあこんなに一気に刈高下げて刈るわけですから、、、。でもこんなの刈高上げてれば、スイスイ芝刈りできるはずです。たぶん作業時間は半分かそれ以下で労力も少なく、そして仕上がりも断然キレイな芝生になります。
しかしながら、これをしない造園屋さんが多いですね。

思い起こせばワタクシの職場の芝生を管理している造園屋さんもこんな感じでやってました。
この管理の仕方では、芝生の面が刈りそろえられたときは黄色く枯れた感じで、やっと青々としてきた時にはボウボウで雑草が生え放題になるわけで、それが繰り返された結果、一般の方々は芝生を身近に感じなくなり、興味を持ったり感動したり人を癒すような芝生と出会うことがなくなるわけですね。なんのための芝生か?という感じです。
好みの問題なのか、造園屋さんを取り巻く構造の問題なのか、芝生リテラシーの問題なのか?

2013年8月25日日曜日

夏休みの成果

今年の猛暑の夏休みをふりかえると・・・

夏休みの始まったころ、富士吉田市立下2小学校の中庭の芝生化が始まりました(2013年7月15日)。山梨県造園協会のご好意で無償の芝生化作業です。


 夏休み中は誰もいない中庭ですが、猛暑と水不足にめげずに用務員さんが、ひたすら散水。
4週間後(8月10日撮影)、ボチボチ、ティフトンが広がり始めて・・・
6週間後(8月24日撮影)、かなりいい感じで芝生っぽくなってきました。
やっぱりティフトンの威力はすごいですね!

たぶん明日か明後日には、夏休みが明けて子どもたちがこの中庭に戻ってきます。子どもたちの驚く顔が見たいですね。

まだ出来かけの芝生ですが、もう柵をはずして子どもたちに遊ばせてあげたいですね。

ワタクシは単なる観察者ですが、立ち入り禁止の芝生ではないはずですからぜひ・・・。
芝刈りもスタートしていいですね。

さらに・・・来年は中庭全面を芝生化しましょう。やれば出来ますよ!

2013年8月24日土曜日

「芝生で縄跳びできない」は都市伝説


近所の河口湖畔の芝生公園「勝山道の駅の小海公園」を通りがかったら芝生の上でドコゾの中学生チームが一生懸命縄跳びの練習してました。あまりに楽しそうだったので1枚盗撮?させてもらいました。
「校庭を芝生にすると縄跳びができなくなる」から芝生化は良くない、なんていうことを大真面目に言う先生がおりましたが、ワタクシの見る限りにおいては西浜校庭でも他の保育所でも芝生の上で縄跳びは、単縄であろうが長縄であろうが問題なくできます。芝生にすると縄跳びができなくなるなんていう発言自体まったくの根拠のない都市伝説です。間違いだらけの芝生神話の一つですね。
 ところで、この写真は数年前の8月に撮った同じ場所です。1枚目の縄跳びの写真を良く見てもらうとわかりますが、かなり芝枯れして芝生の色が黄色いですね。今年はここ十数年でもっとも雨の少ない夏でした。さらに春先からの謎の湖水の減水で河口湖の水位低下は異常な状態です。この公園の芝生が夏場にこんなに黄色くなったのは初めてみます。
芝生づくりにかかわっていると、繰り返される季節がいつもと違うということに気づくようになりますね。

2013年8月11日日曜日

予算ゼロの中庭芝生化

下吉田第2小学校の中庭(といっても結構広い)の芝生化が先月末にティフトン蒔き苗ではじまりました。
芝生化の経緯は、昨夏に鳥取方式を伝え聞いた前校長先生が校舎の手前側(写真2枚目手前部分)だけでも芝生にしてみたいと相談を受けたので、我々が協力してポット苗による芝生化をしてみました。さらに今年になって山梨県造園協会が中庭半分程度の芝生化工事を無償提供するということになり、現況にいたっております。
予算ゼロの芝生化なので、散水工事をするわけでもなくマンパワーとしては、この学校の用務員さんが奮闘しております。彼がかなり意欲的にやってくれているようなので、NPOとしてはなんとかサポートしていきたいなと思っております。
無謀に始めた校長先生の勇気を賞賛したいと思います。
その分、ネガティブキャンペーンにならないように、なんとかがっちり芝生化成功をしなくては・・・と思う反面、「もう少し行政や地域、学校の保護者のサポートがいるなー」と心配もしております。周囲の巻き込みはやはり芝生化には大切ですね。

そもそもここの学校のメインの校庭はメチャメチャ広いんです。これだけ広いと砂ぼこりもハンパないです。市街地なので近隣住民も砂塵被害は結構あるのでしょうが・・・。私は、こんな砂漠のような校庭に「貧しさ」を感じるのですが、こう思っているのは私だけなのでしょうか?
いつもこれを言うと「だってしょうがないじゃないのっ!」って反論されます。



2013年8月5日月曜日

国立競技場会議室にて

昨日は芝草学会主催の芝生シンポジウムに行ってきました。写真のように元サッカー日本代表監督でNHKサッカー解説者の山本昌邦氏をはじめ様々な方のお話を聞くことができました。
10時から5時までと長丁場でしたが、昼に国立競技場のピッチ見学もあり、有意義な1日でした。
運営側の予想を超える参加者で、会場は満席状態でしたが、けっこう遠方からも参加されている方々がいて、いろいろな方からお声かけいただきました。
この輪がもっともっと広がっていくといいですね。
皆様、お疲れさまでした。

今年もたんぽぽとこんくらべ

  西浜校庭のたんぽぽがバリバリに咲き出しました。今年は三台の乗用芝刈り機で対抗します。子どもたちの健康を考え、薬剤散布はしない方針です。ひたすら芝刈りです。 転んでも擦り傷ができない草地であれば、最低限の校庭芝生の役割を果たしていると私は考えています。 それ以上の見た目のことを...