メーカーさんに頼まれたわけでもなんでもないですが、今回はかなりニッチな商品の消費者使用感レポートです。
NPOグリーンフィールズでは、これまで肥料撒きカートは下の写真のようなスコッツ社製を使っておりました。スプレッダーとか肥料散布器とも呼ばれる芝生メンテナンスの重要アイテムですね。
そもそもスコッツ社製の芝生の肥料は、ホームセンターで一般人が購入するような化成肥料の3〜5倍の価格帯で、メチャクチャ高いんです。業界の高級ブランドのイメージがあります。ところが高級ブランドスコッツ社製品でありながら、この肥料撒きカートの値段は2万4千円くらいで、お手頃価格で使い勝手もよくデザインやカラーリングも気に入っているので、愛用しておりました。しかしながらどうしても化成肥料を扱うので金属部分の腐食が激しくて2、3年でこんな感じになってしまいます。(使用するたびにいつも洗えば良いのかもしれませんが、毎回乾かして倉庫にしまうまでの時間や労力、水洗いする場所が近くにないこともありついついこんなふうになってしまいます)そしてシャフトが折れて使用不能になってしまいます。
それと20キロ入れの肥料を入れるので重量に対する強度の点でややか弱い感じで、歯車の部分もプラスチックなので、大切な回転部分が壊れやすいところがウィークポイントです。校庭や園庭クラスの芝生管理としては必需品なので消耗品と割り切って、ウイークポイントを理解しながら使ってはいるのですが、今回はちょっと浮気してミナト社製のものを購入してみました。
下の写真のやつです。国産メーカーなのでしょうか?
こちらは、値段が3万2千円とスコッツより高いですが、その分容量も1.5倍ほど大きくかつ構造材がステンレスです。なので腐食に強いかなぁーと期待しています。
構造はシンプルですが、歯車部分もステンレス製なので強度もありそうです。
使ってみた感じですが、肥料散布の飛び具合もちょうど良いし快適な使用感でした。欲を言えば、散布の幅や加減を調節する羽根の部分がそれぞれネジで手締めする構造で、ネジの締め加減でビミョーに調節できるのですが、我々は常に全開で使用するので、むしろネジが緩まないような固定できるシステムの方がありがたかったりします。作業中にだんだん緩んだりすると困るわけです。
もう一つ言えば、スタンドとして機能する後ろ脚の金属部分の末端処理がパイプを潰した鋭利な形状なので、ここにビニールキャップなどを履かせておいてもらうと芝生にも、作業者にも優しいかなぁと思ったりしました。 それとタイヤが空気を入れるシステムですが、できればノーパンクタイヤのようなメンテナンスフリーだと長期使用に良いかなというのが私の意見です。
肥料撒きカートというかなりマイナーな機器の消費者レポートでした。
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