今年になって富士河口湖町内の保育所は給食車が毎日園庭に乗り入れているらしいことは、園長先生から聞いていたのですが、どうも下の写真の2本ラインが搬入の時のタイヤの跡らしい。
そしてなんと一番奥の玄関先まで入って園庭の真ん中が帰り道らしい。8月の長雨の時期にも繰り返されていて段差ができるほどタイヤを空転させて掘り込んだ箇所もみられていたので、園長先生に注意喚起をお願いしておきました。
というか、ワタクシは芝生の維持管理に神経質にならない方なので、怒りのクレームのニュアンスはなかったのですが、園長先生たちや役場の担当者と電話で話しながらなんとなく釈然としなかったので、自分の整理の意味で書いてみます。
写真で見ると全体的には大したことがないように見えるのですが、搬入業者は雨でぬかるんだ園庭でも容赦なくがっちりタイヤの跡で穴をあけてくれてます。全く運転手は修復しようとは考えないようですし、保育所の方でもずっと放置されたままでした。結局我々が砂を運んで応急処置をしておきましたが、これってずっと続くわけでしょうか?
そもそも土の園庭であれば、雨の日は相当にタイヤの跡が残ります。補修しなければ子供の遊び場としてその凸凹は危険であると目に見えてわかるわけですが、芝生になるとそれをかなり防いでくれているわけです。つまり芝生だからこの程度で済んでいると考えて欲しいわけです。しかしながら長雨でぬかるんでいる時はやっぱりダメージ大きいです。芝生が剥げるほど掘り込んでいるのはかなり無神経な運転と言わざるを得ません。
注意深く歩けば、というか我々は芝刈り作業で園庭を隈なく歩き回るので、その凸凹の荒れ具合がよく分かります。この凸凹で子供が足を捻挫しても、運が悪かった、なのでしょうか?まあ、芝生も深めにしているので、できればじゃんじゃん転んで欲しいのですが、安心して転べるように凸凹もほどほどに整備しておきたいものです。保育所の先生方も凸凹が厳しいな、と感じたらちょっと砂を足してくれたり・・・そんな保育園の先生っていないのかなー?教員は「教育環境の潜在的危険を把握して排除しておく」なんてことは基本のような気がしますが、どんなもんでしょうか?期待するのがおかしい?
もう一点は、給食車の搬入経路をたどると埋設してあるスプリンクラーヘッドを踏んでいる可能性が結構あるな、ということです。経路を見ると埋設してあるスプリンクラーの場所を避けている感じが全くないですね。
かといって、給食車の園庭内侵入禁止は無理のようですから、関係の業者さんにもよくよく理解してもらうようにお願いしておきました。
でも結局、我々が荒れたり故障するたびに対応するしかないのかな〜?NPOメンバーにとっては厳しいというのが正直なところです。でもってもっとお金をくれという業者のような交渉をするつもりもないですが、釈然としません。
ワタクシの感じている違和感は、そもそも園庭内に搬入車を入れるというシステムの変更について、それによる園庭の荒れは十分想定されるわけで、それによって引き起こされる、芝生だけでなく園庭の荒れへの対応策を誰も考えていない状況だということです。園庭への関心がないということなのかなと思ったりもします。これは子どもの安全への無関心のようにも思えて非常に危惧してしまいます。
この無関心が「じゃあ車が入っても大丈夫なコンクリートにしましょう」とか「じゃあ人工芝にしましょうか」という子どもの健康と安全、そして社会のコストを軽視した安易なシナリオを生み出したりするわけです。これは最悪ですね。
コンクリートも人工芝もかなりのお金がかかりますし、その割に子どもの安全面や健康にとってのデメリットが十分予想されます。
ワタクシが言わんとするのは、身の丈にあったコストで維持できる芝生化が妥当だと先生方も業者も役所の方も理解して、給食車乗り入れと芝生が共存できるメンテナンスにそれぞれが協力してくれることをこの機会に十分に共有してほしいな、ということなのかな〜。
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