2022年5月18日水曜日

芝刈り機の耐久性レポート

我がNPOグリーンフィールズは、10年前から園庭の芝刈りはホンダのエンジン芝刈り機を愛用しております。

かれこれ、この10年で10台ほど購入してますね。購入価格を10万円未満にしていただいているので、お役所の決済も通りやすいということもあり、この機種を買い続けております。それに家庭用サイズなので芝刈りに不慣れな新しいスタッフもすぐに使いこなすことができ、取り回しが軽快なので、園庭サイズの芝刈りはこの機種で十分だと判断しています。プロ仕様のモデルもありますが、値段が倍になっても作業効率が倍になるわけでもありませんので、これで十分ですね。
世界のホンダとしての製品の売りは、オートチョークでエンジンの取り扱いが簡単なことやオイル交換のしやすさやグラスバックの着脱が扱いやすいというあたりらしいです。
実際、エンジン始動もまあまあいい感じですし、使用感としては、取り回しや操作性は問題なく良いですね。中国製や他社と比較すると1.5倍ほど値段は高めですが、トラブルが少ないという安心感はあります。
と言っても、残念ながらこのホンダの芝刈り機にもウィークポイントはあります。5、6年経過してくると、本体ボディの前輪のあたりのところがピンポイントで腐食しやすいです。ほとんどがこの写真のようなダメージを受けてしまいます。エンジンは大丈夫なのですがこの部分が腐食してしまうと、芝刈り機としては使用不能となってしまいます。構造的な問題で、ここに湿った刈草が付着しやすく腐食しやすいのはどうしようもない・・・という気もしますが、そこをなんとかならないでしょうか。

もう一つは、後輪のクラッチ部分に刈草が混入しやすく自走クラッチが繋がらなくなってしまう症状が出やすいです。もう少しこの部分の耐久性を改良して欲しいですね。

 こんなふうに書くとメーカーの方からは、「作業後毎回清掃をしっかりしてメンテナンスをしてください」と一蹴されそうです。が、ヘビーユーザーとしてはそこをなんとか改良してもう少し耐久性をアップするように製品開発をお願いしたい、あるいはこの程度の耐久性だと見込んで、価格をグッと下げてくれるように検討してくれると嬉しいですね。

こんな声が届くのかどうかわかりませんが、校庭、園庭の芝生化の普及のためには、芝刈り機の普及がやはりキーになると思います。

一般家庭でも購入しやすい価格や、機能性や耐久性のアピールは重要なのではないかと常々思っております。

ワタクシは芝生業界人ではないのですが、芝刈り機の電動化の問題も含めて、日本での芝刈り機の普及にはかなり興味と期待を持っています。

そもそもノコギリ刃のエンジン刈り払い機の普及は地方の一般家庭ではまずまず所持率なのではないかと思います。これを上回るくらいに芝刈り機が一般家庭に普及すれば、校庭・園庭の芝生化がもっと普及すると思っておりますし、それを願っています。

「草刈り、刈り払い」ではなく「芝刈り」なのです。

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