前回の井の頭公園のケースは、まだまだ日本の各所に見られます。いや、天下の井の頭公園ですら野球グランドの外野の芝生や陸上競技場のフィールド内を手押し(歩行型)の芝刈り機やノコギリ刃の草刈り機で作業しようとしているわけですから、、、この感覚、根が深いですね。
芝生の広さに適した機械力があれば、芝刈りは軽作業です。
うちのNPOグリーンフィールズの例ですが、1枚目写真の足和田保育園。この広さを2台の歩行型芝刈り機で作業してます。15分程度のウォーキングしながらの作業で終了します。
この芝刈り機を軽トラックに積んで、次の大石保育園へ移動します。ここはやや広くなりますが(1000平米くらい?下の写真)、3台の歩行型芝刈り機で芝刈り作業します。ここも集草(刈り取った草)を入れ替えたりする時間や積み下ろしの時間も入れても30分とかかりません。実際の芝刈りウォーキングの時間は約20分でしょうか。
芝刈り機は自走しますので、押す力も大していりません。スーパーのショッピングカートを押しながら歩くのに近いですね。全員オーバーセブンティ、70歳越えのスタッフですので、軽作業を心がけています。毎週、スタッフとしてはあっけなく作業が終わる感じですので、作業後にどうでもいい雑談をダラダラして笑顔のうちに毎週の作業を終了してます。
この形態の作業だから長年、継続できているのかなと思います。維持コストもめちゃくちゃ安いです。歩行型芝刈り機の作業としては、ここらへんの広さが限界だと思います。
そして、校庭サイズになれば乗用芝刈り機は当然ですね。
うちで使っているジョンディアD105は乗用芝刈り機でも最小クラスのやつです。日本の各地で、校庭芝生化へ最初に導入されるのはこのクラスが一般的みたいです。
でもですね。
国際的な感覚からすると、このクラスの乗用芝刈り機はちょっと広い庭がある個人が、家庭用で使うサイズなのです。
とても公共の場所、校庭やグランドの芝生を管理するのに、これ1台で管理しようという考え方がズレていると私は考えています。
写真のように現状では、この校庭を2台の乗用芝刈り機で作業できるように、NPOグリーンフィールズは毎年少ない予算からやりくりして、機械力を装備しています。
この校庭の広さだと乗用1台での芝刈り作業は、1時間強かかります。2台あれば30分程度ですみます。この作業時間の違いは大きいです。これができるので、校庭の芝刈り作業は手軽に取り組めます。
海外では個人で購入するような家庭用乗用芝刈り機を、依然として他の公園や校庭、グランドなどの公共施設(例えば、天下の井の頭公園など)にこのレベルすら導入できないという貧しさは、どうなの?と感じております。
ここを変えるにはどうしたら良いのでしょう?
メーカーの皆様へ、何とかなりませんか?
提案です!
「乗用芝刈り機ジャスト5万円!」なんていう画期的なセールスキャンペーンなんてどう?
注・・・使い勝手よかったら、残りのローンをお願いします・・・なーんてね。
本日は西浜小校庭の肥料散布をたっぷりしました。今季は運動会に向けて調子良くなるかな?